副鼻腔炎②　手術体験記1:診断と手術に至る経緯

前回の記事を書いたあと、無事に副鼻腔炎の手術を受けてきました。
大分すっきりしましたが、まだ通院が必要な状況です。
さて、今回からは実際に私が体験した副鼻腔炎の治療・手術のはなしを書いていきたいと思います。

まとめ

先に私が実際どう診断されて、どんな手術をしたのかまとめておきます。

診断された疾患

慢性副鼻腔炎

鼻茸（ポリープ）

▶︎前回の記事で書いた副鼻腔炎と、その合併症の鼻茸です。特に右側の鼻が症状がひどく、ポリープにより物理的に鼻が通らなくなっている状況でした。

鼻中隔湾曲症

▶︎その名の通り、左右の鼻を仕切る骨（=鼻中隔）が曲がってしまう症状です。僕の場合は左の鼻を圧迫するように湾曲していました。

受けた手術

内視鏡的副鼻腔手術

▶︎あとで調べたところ、正式名称は「内視鏡下鼻・副鼻腔手術（３型）（選択的（複数洞）副鼻腔手術）」というそうです。内視鏡下でポリープと病的に腫れた粘膜を切除するとともに、副鼻腔の入りくんだ骨に穴をあけ、通りを良くする

鼻中隔矯正術

▶︎鼻中隔の軟骨を切除するなどして湾曲した鼻中隔を矯正する

上記２つ手術で合わせて３時間程度の手術で、麻酔は全身麻酔でした。

手術までの経過

2014年1月中旬（手術の約３ヶ月前）

前年の年末頃より止まらない鼻水と鼻づまり、それと右こめかみ周辺の鈍痛、さらに気管支がはれているような咳が長く続いていました。
副鼻腔炎による頭痛は実は２年くらい前にも経験していたので薄々感づいてはいたのですが、近所の耳鼻科医に見せた結果、案の定という感じで副鼻腔炎という診断を受け、しばらくの間、吸引してもらうための通院と投薬治療を開始。

2014年3月14日（手術の約1ヶ月前）

吸引と投薬を継続し、こめかみ周辺の痛みと咳は良くなったものの、依然として鼻水、鼻づまりが収まらないため、総合病院を受診しました。
結果、副鼻腔炎の合併症である鼻茸がかなりの数出来ていることが発覚。手術を前提に検査を進めることになりました。

2014年3月22日

より詳しく調べるためにCTスキャンで検査。
検査の結果、副鼻腔炎がかなり重症化していることもさることながら鼻中隔が左に湾曲していることが発覚。
この時点で「慢性副鼻腔炎」「鼻茸」に加えて、「鼻中隔湾曲症」の診断を受けることになりました。

…ということで手術をすることは確定なのですが、なかなか仕事が忙しいということもあり、主治医の先生は２つの選択肢をくれました

1. ①右の鼻茸と副鼻腔炎で病的に腫れた粘膜を手術で切除するのみにとどめる

▶︎1泊程度の入院で済むが、鼻中隔の湾曲は治らないので鼻の通りは完全には良くならない

2. ②上記に加え、鼻中隔の矯正術を行うと共に、副鼻腔の入りくんだ骨に穴をあけ、通りを良くする

▶︎鼻の通りに関してはかなりの改善を見込めるが、1週間程度の入院が必要

仕事は休みづらい状況ではありかなり悩んだんですが、せっかく手術をするのにこの先も鼻に悩まされるのは嫌だったので②を選択することにしました。

2014年3月28日

手術は4月７日に行うことが決まり、術前検査として採血、採尿、心電図、肺機能、胸部/腹部のレントゲンを行う。
結果は問題なし。あとは手術を待つのみです。

次回は手術当日から書いていきます。

（2014/4/22 追記）
かきました

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