副鼻腔炎③　手術体験記2:手術（内視鏡下副鼻腔炎手術/鼻中隔矯正術）当日

いよいよ入院初日。手術当日です。

なお、表現の都合上どうしても血や痛々しい表現があるので苦手な方はご注意ください。

2014年04月07日　手術当日

9:00 病院到着

耳鼻咽喉科の受付をし、ほどなく診察。
先日の血液検査のついでにアレルギーの検査をしてもらっていたので、結果を聞く。

ハウスダストとダニで数値が高いのと、スギのアレルギーも持っていたらしい。
花粉症じゃないと思ってたのに。

手術について軽く説明を受ける。
10時以降は絶飲食となるので、今のうちにコンビニで買っておいたお茶を飲む。

10:00 入院受付

入院受付の窓口に行き、サインを記入した手術の説明書・同意書や、健康保険の限度額申請の書類などを提出したあと入院する病室へ。病室は2階にある4人部屋。
僕が行った時点ではすでに2人がその部屋に入院していて、それぞれ内科系の疾患と、扁桃腺の切除で入院しているとのことだった。
麻酔科医の説明や、手術時の注意事項などをききつつ、暇な時間を過ごす。

13:00 点滴開始

点滴は水分補給を目的としたもの。トイレが近くなるとのことだった。
次いで、上半身は手術着に着替える。後ろが開いた割烹着みたい。背中が丸見えになってしまうので、パーカーを羽織る。
しばらく待ち時間。来てくれた妻や両親と談笑する。

15:30 手術開始

呼び出し。トイレに行った後、コンタクトレンズを外して地下１階の手術室へ。
麻酔科医の先生とナースに挨拶。
手術着の上に羽織っていたパーカーと寝間着のズボンを脱ぐ。
手術台に寝かされ、酸素マスクをつけられる。
「だんだん眠くなるよー」と言われた次の瞬間には意識を失う。
最後に時計を見たときは15:35だった。

18:50 手術終了

目を覚ますと手術室の前室。どうやら手術が終わったらしい。
ベッドに寝かされたまま病室へ運ばれる。酸素マスクはついたまま。朦朧としている。
鼻がガーゼでふさがれていて口呼吸しかできない。
口は乾くし、結構苦痛だ。

切除したという鼻茸を見せてもらう。印象としては500円玉大のものが２〜３個。
そりゃあこれが気道を塞いでいれば鼻も詰まるよね。。
おそらくはポリープで間違いないが、良性の腫瘍の場合があるため念のため病理検査に出すとのこと。

しばらく耐える時間。
口にまわった血は飲み込まないで出来るだけ吐き出すように指示を受けていたが、小さい頃から鼻血を良く出す体質のため血が喉にまわった気持ち悪さや、その気持ち悪さが口を濯がなければなくならないことも知っているので、体勢を横向きにして極力鼻から血を出すことを決意する。
そのためか、鼻の中に入れられている綿球にあっという間に血がしみ出してしまうため、頻繁にかえてもらう。綿球を取り換えるたびに鼻からガーゼが1本飛び出してくる。血でべったりと濡れていて気持ち悪い。
体は動かしにくい。
綿球が触れる鼻の入り口が擦り剥けたように痛い。

21:30 ハプニング

主治医が再び到着、鼻から飛び出してくるガーゼは鼻中隔を固定する役割なのでとらないようにナースに指示していた。
むずむずするんだよな、これ。
とか思いつつ、このガーゼの固定の仕方をかえられた瞬間。

くしゃみ。２回。

ガーゼや止血用のスポンジのようなものが飛び出してしまった。当然ながら血も垂れ流しに。

これは…やっちゃった？

車いすに乗せられ、1階・外来の処置室へ。
これはやりたくなかったんだけど…と前置きされつつ、一旦、これまで入っていたガーゼをすべて取り出された。それから吸引されつつ改めて止血用のスポンジや軟膏付きのガーゼを鼻にぎっしりとつめられる。
麻酔ナシ（？）で。
手術時に入れられたものより大量に。
痛い。涙がちょちょ切れる。

後で知ったことだが、手術終了時には「マグネスプリント」という磁力で鼻中隔を支えるモノが入っていたが、先のくしゃみで取れてしまい、止むを得ずスポンジとガーゼの圧力で止血・鼻中隔の支持を行うことになったらしい。
ともあれ、これにより手術終了時より鼻がパンパンになってしまった。

21:50 就寝

再び車いすで病室へ。ベッドに寝かされる。ほどなくして酸素マスクがとられる。
当然ながら引き続き口呼吸しかできないため、乾燥対策に家から持ってきたマスクをつけてもらう。
綿球には相変わらずき血がしみ出してくるため、30分~1時間おきにかえてもらったり、口を濯いだりする。
そのまま浅い眠りと覚醒を繰り返す。
夜が長い。
朝になれば動いていいとのことだったので、動けるようになるのが待ち遠しい。

続きます。

関連記事

新着記事